私は、家づくりを、簡単に工務店に頼んでしまうのではなく、お客様が主体となって、自分で建てるのであれば、もっと大きな喜びや満足感を得られると考えています。
そこで考えたのが、お客様に、もっと深く家づくりに参画して頂いて、私と二人三脚で家づくりをしてもらう事です。私は、お客様の右腕となり、時にはリーダーシップを発揮して設計、プランニング、見積り、現場管理を行います。工務店が行っている業務をお客様と私の二人三脚で行います。
これにより、お客様は主体となって家づくりに参画し、自分の想い通りの家を建てる事ができます。また、この場合であれば、安心して任せられるウデの良い職人さんを選び、それも適正な価格で建てられます。
お客様と私たちの二人三脚による家づくり(=LifeSystems方式)を利用し、お客様に喜んでいただき、施工業者も喜び、私も喜ぶ。お客様の住宅建築にたずさわる人、すべてが喜べる住宅にしたいと思っています。
代表取締役 吉田 英生
仙兆園の歴史
仙兆園は、昭和三十七年、滋賀県の長浜市で、住宅の内装に利用する新建材などの建築資材を扱う専門店として設立しました。それまでの住宅内装に利用する建築材は、主に木材を加工して利用していましたが、カラーフロアーや石膏ボード等の内装新建材の登場によって住宅の建築様式が大きく変わり始めたころになります。
私は、最初に関東の建材問屋に勤め、商品に対する知識や流通に関する事を学んだ後、この会社に入りました。早いもので、この仕事に携り、今年で約三十年目を迎えます。
私が、三十年、この仕事に携ってきて想う事
私はこの三十年、仙兆園の二代目として、数多くの建築に携わらせていただきました。最初は、営業から始まり、現場打ち合わせ、見積り、資材の搬入や実際の施工などを行ってきました。
その際、得意先である大工さんや施主さんとも接し、現場の職人さんや大工さんが抱えている悩みや問題点、施主さんが抱いている期待やご意見なども数多くお聞きしました。
そんな皆さんのお話をお聞きして気がついた事があります。
最初のプランニングや設計が、いちばん大事
良い家は、70パーセント設計やプランニングで決まる
実際の現場で作業していると施工の事を充分に想定して設計がなされておらず、現地合わせで無理な施工しなければならない場合があります。無理をしてでも施工してしまえば、見た目はわかりません。
しかし、永年、住んで使っているとどうしても無理がかかり問題として現れてきます。このような設計が、現実には数多く見受けられます。
私は、住宅としての建築の良さは70パーセント設計やプランニングで決まると考えています。しっかりと細部に至るまで考えて設計され、プランニングされている住宅は、施工中や施工後も、問題が少なく、永く使っていただける良い家になると思います。
お客様は 職人を選べない
住宅の施工に関わる業者や職人さんのウデには、正直、個人差があります。私は、住宅のドアや引き戸本体の取り付け調整を数百箇所、経験してきました。実は、この作業が、もっとも職人さんのウデの差を実感する作業なのです。
お客様は、元請業者を信じてウデの良い職人さんをつけて貰っていると思っています。しかし、現実では、仕事の空き具合や仲の良し悪しなどで決まっている事も多く、残念ながらお客様は職人さんを選べていないのが現状です。
工務店は中間マージンが多く安く建てられない
一般的に住宅建築を工務店に頼むと、工務店は、総予算原価に+20%~30%を乗せます。これは、社長や事務員・現場監督、営業などの従業員の給与や、広告宣伝費、モデルハウスを維持する費用などを確保する為必要なコストです。
このような建築に対して間接的に発生するコストは、誰かが負担する必要がありますから、お客様が本来かかるコスト以外のコストとして分担して負担する事となります。